iOS 8.1.3の「統一学力テスト用の構成オプション」
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あっというまに2015年の1月も終わろうとしています。
さて、iOS 8.1.3がリリースされて4日程過ぎた。殆どのメディアでは修正内容をそのまま伝えているだけで、
- ソフトウェアアップデートの実行に必要なストレージ容量を低減
- 一部のユーザが「メッセージ」と「FaceTime」のApple IDパスワードを入力できない問題を修正
- SpotlightでAppの結果が表示されない問題を改善
- iPadでマルチタスク用ジェスチャが機能しない問題を修正
- 統一学力テスト用の構成オプションを追加
といった軽微な内容に見えますが、細かなバグ修正やセキュリティ修正も施されているので、とっとと更新するのが正解です。
最初の「ソフトウェアアップデートの実行に必要なストレージ容量を低減」は直接iOS機器上で更新する場合の話しで、iTunesやApple Configuratorを使用した場合は従来通り2GB以上のiOS 8.1.3のイメージをダウンロードする必要があることに変わりはありません。
最後の「統一学力テスト用の構成オプションを追加」は、一部では「これは何だ」と騒いでいる記述がありますが、少しだけ調べて(といっても限りなくWebを検索しただけに近い)みました。
「統一学力テスト」とは何か?
"education standardized testing"
という二重引用符で囲った文字列で検索すると、いくつか出てきます。どうやらStandard Testing and Reporting (STAR)のことで、それに向けた構成オプションを追加したということです。
ところが、iOS 8.1.3をインストールしたiPadの制限項目をざっと眺めても、それらしきものが加わった様子は見受けられません。それもあって「何じゃこれ?」状態になってしまうわけです。
統一学力テスト用の構成オプション
それでもWebの検索をしていくと、たまたまこんな話をみつけました。以下は、そこからの情報だけです。
- システム全体でキーボードに対する制限を加える構成オプションである。
- 監視下に置いたiOS機器だけで使用できる構成オプションである。
- 「統一学力テストの構成オプション」があるわけではなく、次の4つを独立した制限項目の総称である。
- 辞書
- キーボード入力の予測候補
- 綴りの自動修正
- 綴りの検査
- いずれの項目も論理値を値にし、キーは次の4つである。
allowDefinitionLookup
allowPredictiveKeyboard
allowAutoCorrection
allowSpellCheck
構成プロファイルという形で設定はできるようですが、GUIベースでサポートしているものはiOS 8.1.3のリリース時点ではないようです。
まとめ
簡単に言えばiOS機器平たく言えばiPadを、
- 試験そのものをiPad上で行う。
- 試験に際してiPadを補助的な機器として使用を認める。
といった場合に、単語の綴りをiPadの入力時にお節介にも正しく修正してしまうのを防ぐってことのようです。
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