起動用ディスクイメージを使った起動
見出しの「起動」が冗長ですが、いよいよ起動用ディスクイメージの作成のファイルをVPS上に持っていって作業を行います。
ディスクイメージの転送
さくらのVPS(v3) 1Gに標準で載っているCentOSは以下のようなパーティション構成となっています。
- /boot
- /
- swap
イメージのファイルは通常のユーザーのホームディレクトリ、つまり / のファイルシステムに disk.img を転送します。
イメージの書き込み
転送したファイルをディスクに書き込みます。上書きされることになる /boot のファイルシステムをアンマウントしてから書き込みます。
# df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/vda3 97G 1.3G 91G 2% /
tmpfs 499M 0 499M 0% /dev/shm
/dev/vda1 251M 32M 207M 14% /boot
# umount /dev/vda1
#
そして、dd(1)を使ってディスクにイメージのファイルを書き込みます。これを行うと、VPSの再インストールをしないと戻れない状態になります。
# dd if=disk.img of=/dev/vda
16384+0 records in
16384+0 records out
8388608 bytes (8.4 MB) copied, 0.600124 s, 14.0 MB/s
#
再起動
dd(1)による書き込みが終わったら、とっとと再起動します。ここでreboot(8)に-fオプションを指定して、余計なshutdown時のスクリプトを実行しないようにします。
# reboot -f
md: stopping all md devices.
e1000 0000:00:03.0: PCI INT A disabled
Restarting system.
machine restart
さて、これでうまくいっていてればNetBSDのインストールカーネルが立ち上がってきます。
>> NetBSD/x86 BIOS Boot, Revision 5.9 (from NetBSD 6.0_BETA)
>> Memory: 631/1047552 k
1. Boot normally
2. Boot single user
3. Disable ACPI
4. Disable ACPI and SMP
5. Drop to boot prompt
Choose an option; RETURN for default; SPACE to stop countdown.
Option 1 will be chosen in 22 seconds.
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